これより相撲の授業を始める。

「これより相撲の授業を始める。相撲は我が校、我が地域の伝統ある授業だ、ふざけたりせず心して受けるように。それではまず廻しを締めることから始める。……では男子から服を脱げ」
 そう言ってギラリと睨みつけるように男子たちを見回すと、その迫力に気圧されて男子たちは不満の表情を浮かべながらも、おずおずと脱ぎ始めた。
 男子全員がパンツ一丁のみっともない姿に女子たちの前でなった。女子たちは男子のパンツなどに興味が無いように静かだった。
 トランクスを履いてるものもいれば、未だに白ブリーフを履いてるものもいて、ブリーフの男たちはからかわれるような視線を送られてどこか恥ずかしそうにしていた。
「コラッ! パンツもちゃんと脱げ! どこにパンツはいたまま廻しを締める力士がいる?!」
――嘘だろう……男子たちはその言葉に顔を青くした。
 まさか本物の力士のように裸で回しを締めるとは思ってもいなかった。せいぜいパンツの上ぐらいのものだと。だから男子たちは女子と相撲をとれるのを密かに楽しみにしていたのだ。しかし、状況が変わった。このままでは女子の前で恥ずかしい性器を公開するはめになる。女子とくっつけるどころではなくなった。
 よもや女子まで全裸にするとは思えない。自分たちだけ恥ずかしい思いをするのだと考えると、とても耐えられることではなかった。
「マジかよ……」「信じられねえ……」
口々に男子たちは不満を声に出す。聞こえないように小声で。
「でもさぁ、先輩に聞いた話だと女子も全く同じことするって聞いたよ。ってことは女子も裸になるんじゃ……?」「嘘だろ? さすがにそれはないだろ……でも……」
 にわかに信じられない話だったが、それを言ったのは男子の中でも信頼の厚い男で嘘をつくとは思えなかった。だからと言って信じられることではないが、どの道、ここで裸になって廻しを締めるの確定的だ。それを考えると少しぐらいの希望にすがっても悪くはなかった。
「マジで信じるからな」
 女子の裸を見られると思えばチンポを晒すぐらい釣り合いがとれる。男子は皆そのように考えることにした。
「男子ってマジで可哀想だね」
 女子の1人が口にした。まさかクラスメイトの前で裸にされるとは。信じられることではなかった。「ほんとー。マジで。ここで脱いじゃうってアソコ見えちゃうじゃん。可哀想」全くの他人事だった。
「わたし、おちんちん見たことない」「よかったじゃん。ちんちん見れるよ」「やだー、恥ずかしいよ」
「そう言って。実は嬉しいんでしょ。キャーとか言いながら指の間からじっくり見るタイプだね」
「もうやっだぁ」一部の女子たちは異性の性器への興味を隠し切れないようだ。それも思春期なのだから仕方がない。「いつまでそうしてるの!」
 未だに脱ごうとしない男子たちに体育教師は苛立って声を荒らげた。たとえ決心したとしても異性の前で性器を晒すことなど容易にできることではない。
しかし体育教師にそんな思春期の男子の機微が分かるわけもなく戸惑う男子の中から1人を強引に連れ出した。
「もしかして、あんたら脱ぐのが恥ずかしいの? 全く色気づいちゃって。誰も君たちの毛の生えてないような子供チンポなんて興味ないわよ」「理沙先生ったらやっだ~」
女子生徒たちに語りかけるように言うと、それに呼応して女子生徒たちもウンウンと頷いたが、誰もが色めきたっていたのは事実だった。
「こんなに恥ずかしがってるぐらいなら、一度完全に見てもらったほうがいいんじゃない? 一回見られればもう恥ずかしく無いでしょう?」
 訳の分からない理屈で到底納得出来ないが、理沙自身は何故か自分の理屈に勝手に納得していた。
 
そして、連れだした男子のパンツに手をかけると、強引に脱ぎ下ろした。
「きゃあァァァ――」「いやーー」「うっそー」
 初めて見る男子生徒の性器に女子生徒の黄色い叫び声が上がった。
女子生徒の叫び声が上がった。それもそのはずで、同級生男子の性器がポロリと公開されたからだ。その男子は慌てて両手で隠したけど時すでに遅く全員に恥ずかしい姿を見られてしまっていた。
「見ちゃった」 ある女子生徒が嬉しそうに言う。
「初めて見た」「私も」「弟のは見たことある」「比べてどう?」「なんか同じぐらいかも……結構小さくない?」
「そういえば毛も生えてなかったことない?」「うん、ツルツルだったよね」
「なんか、あんなものみんなに見られちゃって本当、可哀想」
 興奮を隠しきれずに、女子たちは顔を赤らめながら語り合っている。その間、全裸に脱がされた当の男子は恥辱に震えるしかなかった。今にも泣き出しそうな顔をして股間を両手で隠している。
「隠さないっ! そんなんじゃ廻しを締めれないでしょ」
 理沙が言った。勿論、これはチンポをじっくり見たいがための方便だ。
 生贄の男子生徒はキョロキョロと視線を宙に浮かべると、キュッと目を閉じて観念したかのようにそっと手をどけた。また小さなチンポに一斉に視線が集まった。
 ゴクッ、つばを飲む音が聞こえてきそうな雰囲気だ。
「まったく、まだ毛も生えてない小さな子供チンポの癖に一人前に恥ずかしがっちゃって」
 堂島理沙はジロジロと男性器に視線を絡めながら罵倒した。
「ほんと、理沙先生の言う通りね。あんなのなら別に見せても恥ずかしく無いじゃん。子供なんだから」
「ほんとね。毛も生えてないなんてかっこ悪い。女子なんてもうみんな生え揃ってるでしょ」
 女子生徒たちも堂島理沙に同調するように男子の性器を見下し罵倒の言葉を口にした。
「そんなのだったら、隠さなくて堂々としてればいいのに。変に隠すから余計に恥ずかしくなるのよ」
「えっ? ちょっ……やだぁ、何あれ!?」
 1人の女子が驚愕な声を上げた。目は吸い込まれるように男子の股間へ向かっていて、背けようとも出来ない感じだ。短小包茎子供チンポがムクムク膨張し始めたのだった。
「ウソッ?」「やっだぁ〜」「ねえ? あれって、あれだよね?」
「信じられない。勃起してる。さいてー」
「なんでああなっちゃたの?」
「あいつ見られて興奮してるんだよ。男ってエッチな気分になるとチンコがでかくなるんだって」「へー、でもそんなにデカくないじゃん?」「元が小さいから。あんな子供みたいなオチンチンでも勃起するんだ」
 にわかに色めきだった。
「まったく、イヤラシんだから。こんなとこで生意気にチンポをおっ勃てるなんて。変態ねこれだから男子は」
 いたたまれなくなった男子は勃起チンポを隠そうと手を股間にもってきたが、
「隠さないっ! まったく。勃起させた罰でこのまま気を付けの姿勢」
 理沙は少しでも長い間、そのチンポを見ていたかった。欲望を満たすために男子の思いなど微塵も考えなく、ただ屈辱的な罰を与えたのだった。
「そ、それじゃ他の人もパンツを脱いで。ここに並んで」
 理沙は女子生徒の前を指し、そこに列をつくるように促した。男子たちは嫌々ながらもそこに一直線に並んだ。
「あんたたちに任せてたら、いつまでたっても脱がないから先生が脱がせます」
 そう言った理沙は次々の男子生徒のパンツをずり下し、恥ずかしい思春期チンポを次々と露出させていった。
「もう……信じられない……」
女子の1人が口に出した。それもそのはずで、脱がされたクラスの男子全員がパンパンにチンポを固く膨張させていたのだった。悪っぽい子も秀才な子も。
 それぞれ、いろんな形があった。先に脱がされた男子のように子供のようなチンポのものもいれば、まさに思春期といった成長途上のもの、そしてしっかりとチン毛が生え揃い、大人顔負けの性器を持つものもいた。
サイズにしたら大きなこと小さなことでは倍も違った。なにせ勃起しているのだ。
「歳の割に立派なものね。自慢気に女子に見せちゃって。そんなの持ってたら露出狂になっちゃうかもね」
 巨チンの男子の股間に視線を絡ませながら理沙が言った。男子は少しだけ得意気に見えた。
「それに……全員が全員、勃起させてるってどういうことなの? 神聖な相撲場で! このクラスの男子は変態ばっかりね。でもここじゃ絶対に精子を出しちゃダメだからね」
 その言葉に女子はざわめき立つ
「精子だって。やー」「本当に出るの?」「あんだけ勃起するんだから出るでしょ」
「どうやって出すの? 自然に出るの?」「なんかね、聞いたことがあるけど、チンポをシゴクんだって。そうすると気持ちよくなって精子が出るんだって。オナニーって言うらしいよ」
「男子ってみんなそんなことやってるんだ? 最低だね」「ほんとねー。さいてー」
 理沙が口を挟む。
「そんなこと言わないの。確かにこのクラスの男子は見られながら勃起しちゃう変態だけど、男の子はキンタマに精子が溜まっちゃうからオナニーして出さなきゃならないんだから。最低だなんて言ったらその子が傷つくわ」
「はーい、理沙先生」
 そして女子は声を潜めて囁きあった。
「理沙先生って結構エッチな言葉を平気で使うよね。ほら……勃起とか、チンポとかキンタマとか」
「あんただって使ってんじゃん」
どんよりとした薄曇りの空の下、異様な光景が浮かび上がる。体操着姿の女子生徒の前に全裸で、あろうことか性器を丸出しにした挙句に全員が固く勃起させている。様々な形の男性器が15本見事に並んでいた。
 恥ずかしい姿を晒している男子生徒は皆、恥辱に打ち震え俯き加減で、女子生徒は初めて見る勃起したチンポを頬を染めながら興味深そうに眺めていた。すでにチンポを見たくぐらいでキャーキャーと恥ずかしがる時は過ぎていた。じっくりと好色そうな顔を浮かべて舐め回すように見る者もいれば、チラッチラッと好奇心と羞恥心の間にいるような視線を送る者もいた。いずれも騒ぎ立てることもなく、ヒソヒソと小声で囁いている。
「壮観な眺めね。このクラスの男子は、同級生に眺められながらチンポを勃起させちゃう変態ばっかりで先生は困ってます。こんなんじゃ、廻しを締めるのは難しいけど、だからといってオナニーして射精するのは禁止です。神聖な土俵ですから。だから、仕方がないので無理やりチンポを収めるしかありません。痛いかもしれないけど男子は自業自得なんだから我慢してね」
 理沙の言葉に男子は全員が恐怖に慄いた。なにせ廻しは布とは思えぬほど硬く、それに無理やり性器を収めるだなんて大切な男性器に走る痛みが容易に想像でき身体をブルっと震わせた。
「それではまず見本を……えっと……あなたとあなた」
 全裸の男子と着衣の女子をそれぞれ1人ずつ引っ張りだした。男子は諦め顔だが、女子の方は「えっ、わたし?」といったような混乱した表情だった。
 理沙は2人の前にくるまれた白い廻しを掲げ、それを伸ばすと男子に跨がらせ端を胸の前で持たせた。
「それでは廻しを締める見本を見せます。」
 女子生徒を男子の後ろに回り込ませ、廻しを持つように指示した。そして男子の股ぐらに叩きつけるように引き上げろと命令した。女子生徒は困惑した。こんな硬い布がビタッと音を立てるように引き上げろというのだ。そんなことをしたら、さすがに男子も痛がるじゃないかと可哀想に思えた。まごまごとしている女子生徒にが苛立つように言った。
「そんなことも出来ないの?」「その……さすがに、痛そうで」
「そんなこと気にすることはないのよ。廻しってのはギュッとキツく締めるものなの。緩かったらせっかく締めたのにまたチンポがポロリしちゃうじゃない」
「で、でも……」
「えーい、焦れったいわね。それじゃあ先生が見本を見せます、それかして」
 女子生徒が持っていた廻しの端を強引に引ったくり、理沙は男子の真後ろにたった。小さなお尻が震えていた。
「こうやるのよ! しっかり掴んでなさい」
 そう言って理沙は回しの端を掴むと、男子の股ぐらにベチンと叩きつけた。そして廻しをグッと上に引っ張りあげた。尻の割れ目に白い廻しがギュッとめり込んで形を作る。
 無理やり引っ張りあげられた廻しに男子生徒は声にならない悲鳴を上げ、苦痛に顔を歪ませていた。
理沙の「しっかり掴んでなさい」の言葉を素直に聞き、胸まである廻しをグッと力を込めてつかんでいたのだ。
 そうしたことから、後ろから理沙が強く廻しを引っ張りあげると、勃起したチンポが激しく廻しによって圧迫、擦れて激しい痛みが性器を襲ったのだった。
「先生……」男子生徒が力なく言った
「何? やだっ、もしかしてチンポが擦れて射精したんじゃないでしょうね?廻しを汚すだなんて信じられない」
「違います。違うんです。チンチンが痛いです」悲痛な声だった。
「まったくもう、元はといえば勃起させてる貴方が悪いんですからね。でもこれで、勃起は収まったでしょう、どうなの?」
男子生徒は無言で首を横に振った。彼の性器は未だに立派なぐらいに硬くそびえていた。
 こんな状況にもかかわらず、未だ勃起させている男子に対して女子は侮蔑的な視線を送っていた。女子にとっては男子の生理現象などよく分かっていないが、それでもこの状況でなおも硬くしているだなんて変態露出狂にしか思えなかった。それもこの男子は普段からエッチな事を喋ったりしているような者ではなく、どちらかと言えば大人しそうな男子だ。そんな彼が裸で女子に見られながらチンコをおっ勃てている。男なんて皆、スケベでイヤラシイ。女子生徒達はその思いを強くしたのだった。
「ふぅ、全く仕方がないわね。さすがに先生もこのままやってチンポを折るだなんてしたくないわ。
特例として横からチンポを出すのを認めます」
 それから理沙は緩めの廻しを締め、恥ずかしいハミチンスタイルで廻しを締めた。緩んだ前立褌から情けない性器が上にそそり勃ったままはみ出して自己主張している。これが笑わずにいれようか? 
理沙は勿論のこと、見学している女子生徒からも失笑の声が漏れた。
「ちょっとあれ、恥ずかしすぎ」「可哀想……でも、ねぇ」
「ほんっと男に生まれなくてよかった。あんなことするぐらいなら死んだほうがいいもん」
「みんな、そんなこと言っちゃダメよ。じっくり見ればチンポ丸出しなのって男らしくて格好いいじゃない」
 心にもないことを理沙が言った。そして周りを見渡し、未だどの男子もフルチンで勃起しっぱなしだということが分かった。
「まったく、ここの男子ときたら。みんな今見たのをちゃんと覚えたでしょ? じゃあ、女子は回しを締めるのを手伝ってあげて。廻しは仕方ないから全員ハミチンさせていいから」
「やっだー、全員ハミチンだって」「チンコだして相撲取るんだ。かわいそ―」
「でも、やっぱキモいよ。絶対私たちのこと見てエロいこと考えてるからああなるんだって」
 女子生徒の騒ぎを遮って理沙が言う。
「ほら、時間がないんだからみんな早くー」「はーい」
 女子生徒は気の抜けた返事をして、それぞれ自分の前に立つ全裸の男子の廻しを締めに取り掛かった。手こずるものもいれば、そうでなくあっさりと上手く言った者もいた。
 そうして男子15人のハミチン廻し姿が披露された。 女子生徒たちはキャッキャと騒いでいる。