水泳部の体罰

オレは県内でも強豪の水泳部に所属している。
いつもベンチウォーマーだったオレは、夏の大会でレギュラーの一人(キャプテン)が休んだことから、団体戦に出場する機会に恵まれた。
その日は戦力的に明らかにウチが優位と見られていて、部員は全員確勝を期して臨んでいた。しかし、大会ではオレの泳ぎのマズさが響き、チームは格下チームと見られていた相手に3位という不名誉な記録を出してしまった。
翌日の部室
男子部員と女子部員の全員が、3年女子の宮田を前にして並んでいる。
そこでオレは昨日の試合のことで部の伝統である"制裁"を受けようとしていた。
「それだけは勘弁してくれ、な、頼むっ」
オレはまだ少し笑いながら言っていたが、病気でキャプテンのいない水泳部を実質的に統括している
宮田は相変わらずツンとした態度で許してくれる様子はない。
「時間がないんだ、はやくしな」
そう言い放つ宮田の目はとても冷ややかで、横にいる先輩の顔つきもまた険しいものだった。ここで初めて
オレはいくら宮田に嘆願しても無駄であることを悟った。
仕方なく皆が見ている前で制服とズボンを脱ぎ、オレはトランクス一枚になった。
皆がトランクスに注目が集まる中、オレはせめてこれだけは......と目で訴えた。
が、宮田は顎を使い”脱げ”というサインを返してくるだけでまったく取り合おうとしない。
トランクスのゴムに手を掛け、ほとんど涙目のオレに、皆の視線がそこに集中しているのが分かる。
周りの雰囲気に圧されるように、オレはトランクスをゆっくり下ろしていく。
下腹部を過ぎて次第に陰毛が見え始めてきた。
あぁ、もう普段の授業でも見ることのない部分になってきた・・・。オレはそれをゆっくり下ろしていく
段階で「ひょっとしたらそろそろ許してくれるかも」
というわずかな期待を託していたわけだが、それが甘い考えであることは幹部級の奴らの目を見れば明らかだった。
弱い力で下ろし続けたトランクスは、とうとうアレのふくらみに差し掛かったところで、引っ掛かって止まった。
もうこれ以上下げると、・・・が出てしまう状況が誰の目に明らかになっても、ある意味言論統制の敷かれた
部員たちから救いの手が差し伸べられることは一切なく、むしろ注目度が高まっていく感じすらあった。
そんな状況にオレは開き直る道しか残されていない気がした。
"チンコを出すぐらい何のことはない、一生の恥ともとれるがここが我慢のしどころだ”
そう覚悟するしかなかった。
そしてオレは"ふーっ"と一呼吸置いた後、トランクスを一気に足もとへ下ろした。
まわりはウワッという感じで、オレの半剥けのチンコに視線が集中した。
女子部員といえど特に恥ずかしがる様子もなく、直視している。
いきおい脱いだだけに、恥ずかしさがぶり返してきそうな気持ちだったが、その素振りを少しでも見せれば、途端につけ込まれると思い、オレは平静さを装いながらトランクスを足の先からスッと取り去ると、足もと近くにそれを置いた。
だが、オレはそのあと部員たちを直視することは出来なかった。
どんな表情をしているにせよ、それで傷つくのが怖かったのだ。
そして宮田の命令どおり、オレはマッパで腹筋とスクワットを50回ずつすることになった。
腹筋をしているとき手は頭にやらなければならなかったので、チンコはどうにも隠し様がなかった。
ただ、裸でいることよりも常に晒され続ける半剥けのアレを、そこにいた女子部員はバカにしたような感じで見ていたことがオレにとって何よりの屈辱だった。
スクワットに至っては、膝を屈伸させて体を上下させるたびに、オレの意識とは別にアレが上へ下へとぶらんぶらんという感じで自由にのた打ち回り、その度に女子はいやぁと言いつつも、少し笑みを浮かべながら見つめていた。
こうして惨めな姿を晒し続けたオレだったが、宮田がなぜこの罰を選んだのかこの時になってようやく分かった気がした。
「辞めるんなら、あした退部届持ってきな」
宮田はそう言い残すと、制裁を終えて裸のままグッタリしているオレの背中めがけてペッとつばを吐いた。
そして部員らを連れて部室を出て行った。。
だが、それでもオレは悔しさと怒りで体を震わせているしかなかったのだった。