ある日の放課後の体育館。

ある日の放課後の体育館。
中では数人の男子生徒が体育の先生監視の下で走らされていました。
と、ここまではどこにでもあるような光景です。
ただひとつ決定的に違うことは、男子生徒が皆一糸纏わぬ格好で走らされていたということでした。
なるほど年頃の男の子らしく、自分の裸をすぐ後ろの友達に見られるのが恥ずかしいのか、皆うつむき
加減で走っています。
そして、かれこれ数分たった頃でしょうか。
そんな状況の中、なんと体育館の外から女の子の話し声がしてきたではありませんか。
それまで気だるい雰囲気で走っていた男子の顔が一瞬にして凍りつきました。
「あー、だっるーい、、私、サボっちゃおうかな」
「ズルい!一人だけそんなこと許されないわよ」
「冗談よ、冗談、、」
どうやら授業を終えたバレー部の女の子たちがいつものように放課後の練習をしようとやってきたようです。
女子がこの場に来ることをまったく予想していなかった男子たちは慌てました。しかし、だからといってこの場を離れることなど出来ないことも分かっていました。
先生がとかく厳しいことで知られる鬼教師だったからです。
このままでは見られてしまう、絶対に見られたくないお尻が、おちんちんが、体のありとあらゆる全てが。。
つい先ほどまでは、よもやこんな苦境に立たされようとは、男子生徒の誰もが考えていなかったに違いありません。
あの悪事が明るみになるまでは・・・。
一刻も早くこの場から逃がれたい、しかし逃れられない、でも早くしないと、、究極のジレンマが彼らを襲いました。
そんな彼らの事情などこれっぽちも知らない女の子の一人がとうとうこの体育館に姿を現しました。
「あれ、まだ授業やってる、、」
学校指定の赤いジャージを着た女の子は、人の気配を察してそう呟きました。
そしてそれに続くように女子数人が続々と入ってきました。
そして次の瞬間−。
「え、、なんで、、」
彼女たちの目がある方向に釘付けになりました。
入り口からほぼ対角線上の先にいたクラスの男の子たちが日常ではありえない、一糸纏わぬ姿で走っていたからです。
交互に振れる太ももの隙間からは、黒々とした中にちょこんと揺れるものがたしかに見えます。
「す、すごーぃ、、」
そしてその場には鬼教師で知られる体育の正岡先生が険しい表情で腕を組んで彼らの姿をじっと見守っていたことからして、男子生徒たちは何らかの罰によって全裸にされていたことに女の子たちも遅まきながら気が付きました。
彼らは彼女たちが来たことに気付くなり、慌てて股間を隠し始めました。
さすがに動揺の色は隠せないようです。
しかし、、
「こらぁー、誰が休んでいいと言った!」
突然の訪問者に動揺していた男子にすかさず鬼教師の雷が落ちました。
同年代の女子を前にして最も恥ずかしい部分を隠すことさえ許されず、そのあけっぴろげな姿で走らされる男子たち。
女子たちは補習授業だと聞かされ、部活の準備を始めるわけにもいかず、端にある観客用のベンチに腰掛け、その彼らの勇姿にじっと見入っていました。
自由のない彼らとは対照的に自由奔放にのたうちまわる当人のアレ−。
「クスクスクス....」
女の子たちはそれがおかしくて仕方がありません。
すると、それが気になって思わず両手で前を隠しながら走った男子生徒の一人が、鬼教師に呼び止められました。
「走るというのはこうするんだ、こう!」
その生徒は、女の子たちがすぐ目の前で見つめる中、先生に腕を掴まれ、走るときの腕の振り方について
指導を受けていました。そんな風に先生の個人攻撃で、女の子の目が集中砲火的に自分に来るのを恐れた他の生徒は、手で前を隠すことをあきらめ、あそこも露わにひたすら走りつづけました。
「ねぇ、みんな意外に小さい、、」
「うん、、」
「ひょっとしてみんな、、」
「ねっ、普段威張り散らしてるくせにね」
「アハハ、自分の見て物言えって感じよね」
「今度から呼び名をちーちゃんにでも変えようか」
この生徒たちがなぜ裸で走らされていたのかは、それに関わった者以外は謎のままです。
しかし全裸罰があったことはまぎれもない事実。
この話は下級生へ代々語り継がれていきました。
それにしても、、ここで出てきた男子生徒たちはこの先どんな人生を歩んで
いったのか・・・。しかしどんな人生を歩むにせよ、この日経験した事は一生忘れることの出来ない記憶となって残っていったことでしょう。